Sigmaから、新しいフルサイズミラーレスカメラ「Sigma FP2」が2026年10月23日に発表されました。発売日は2026年11月11日で、Sigma公式オンラインショップでは10月29日10時から予約受付が開始される予定です。
Sigma FP2は、2019年に登場した初代Sigma fpのコンセプトを受け継ぎながら、イメージセンサーやAF性能、動画性能などを大幅に強化したモデルです。
今回のFP2で特に注目したいのは、フルサイズセンサーを搭載しながら、ポケットに収まるほどコンパクトなボディを維持していることです。Sigmaは2026年10月時点において、世界最小のフルサイズミラーレスカメラと発表しています。
さらに、有効約2450万画素の部分積層型CMOSセンサー、最高約20コマ/秒の高速連写、6Kオープンゲート動画、70GBの内蔵メモリー、チルト液晶など、初代fpから多くの機能が進化しています。
ただし、コンパクトなフルサイズカメラだからといって、すべての人に使いやすいとは限りません。FP2は一般的なミラーレスカメラとは少し異なる設計思想を持っており、ボディ内手ブレ補正やファインダーなど、購入前に確認しておきたい部分もあります。
今回は、Sigma FP2の主なスペックを整理しながら、初代Sigma fpとの違いや進化した機能、どのような撮影に向いているのかを詳しく解説します。
- Sigma FP2のスペック
- 世界最小のフルサイズミラーレスというコンセプトを継承
- Sigma fpとSigma FP2を比較すると何が変わった?
- 部分積層型CMOSセンサーを新たに採用
- AF性能が進化!人物・動物・鳥の認識にも対応
- 最高約20コマ/秒の高速連写に対応
- 6Kオープンゲート撮影に対応!動画性能も大幅に進化
- ProRes RAWやL-Logに対応した本格的な映像制作機能
- 70GBの内蔵メモリーを搭載!SDカードなしでも記録できる
- チルト液晶の採用で初代fpより撮影しやすくなった
- バッテリー性能も向上!ただし初代fpとの互換性には注意
- 別売アクセサリーでカメラを自由に拡張できる
- Sigma FP2の注意点|小型化の代わりに割り切った部分もある
- Sigma FP2はどのような人に向いている?
- 初代Sigma fpから買い替える価値はある?
- Sigma FP2の価格と発売日は?
- まとめ|Sigma FP2は小型フルサイズの魅力を残しながら大きく進化した
Sigma FP2のスペック

まずはSigma FP2の主な仕様をまとめます。
| 項目 | Sigma FP2 |
|---|---|
| メーカー | Sigma |
| 発表日 | 2026年10月23日 |
| 発売日 | 2026年11月11日 |
| 予約開始 | 2026年10月29日10時 |
| マウント | Lマウント |
| センサー | フルサイズ部分積層型CMOS |
| 有効画素数 | 約2450万画素 |
| AF方式 | 位相差検出+コントラスト検出 |
| 被写体認識 | 人物・犬・猫・鳥 |
| 最高連写速度 | 約20コマ/秒 |
| 動画撮影 | 最大6K 60p |
| 4K動画 | 最大120p(DCクロップ時) |
| 手ブレ補正 | 動画電子式(6Kでは使用不可) |
| シャッター | 電子シャッター |
| 液晶モニター | 3.15型チルト式 |
| EVF | 別売EVF-21に対応 |
| 内蔵メモリー | 約70GB |
| 外部記録 | SDXC UHS-II・外付けSSD |
| サイズ | 約112.8×69.9×41.8mm |
| 本体重量 | 約376g |
| 撮影時重量 | 約460g |
| 静止画撮影可能枚数 | 約370枚 |
| 連続動画撮影可能時間 | 約130分 |
| メーカー希望小売価格 | オープンプライス |
| 国内直販価格 | 346,500円(税込・発表時点) |
※動画記録形式やフレームレートによって利用できる機能が異なります。6K 60pはすべての記録形式で利用できるわけではありません。
FP2は、単純に小型軽量なフルサイズカメラというだけでなく、写真と動画の両方を本格的に撮影できるよう設計されています。
特に部分積層型センサーとAFの進化、70GBの内蔵メモリーは、初代fpからの大きな変更点となっています。
世界最小のフルサイズミラーレスというコンセプトを継承

Sigma FP2の大きな特徴は、やはりボディのコンパクトさです。
フルサイズミラーレスカメラというと、ある程度大きなグリップやファインダーを備えたモデルを想像する人も多いと思います。しかし、FP2はそれらを必要に応じて追加する構成を採用することで、非常にコンパクトなボディを実現しています。
外形寸法は約112.8×69.9×41.8mmで、本体のみの重量は約376gです。フルサイズセンサーを搭載していることを考えると、非常に小さなボディといえるでしょう。
Sigmaは「世界最小」と表現していますが、これは2026年10月時点におけるSigma調べのフルサイズミラーレスカメラとしての位置付けです。
また、ポケットに収まるという表現にも注意が必要です。
FP2はレンズ交換式カメラのため、実際に撮影するときにはレンズを装着する必要があります。大きなズームレンズを装着すれば当然ながらポケットには収まらず、重量も増加します。
そのため、FP2の小型軽量という特徴を最大限に活かすのであれば、コンパクトな単焦点レンズとの組み合わせが魅力的です。
初代fpよりも薄くなったが、重量は増加している

| 比較項目 | Sigma fp | Sigma FP2 |
|---|---|---|
| 幅 | 112.6mm | 112.8mm |
| 高さ | 69.9mm | 69.9mm |
| 奥行 | 45.3mm | 41.8mm |
| 本体重量 | 約370g | 約376g |
| 撮影時重量 | 約422g | 約460g |
注目したいのは、FP2は初代fpより奥行きが約3.5mm薄くなっている一方で、重量は増えていることです。
本体のみでは約6gの増加ですが、バッテリーとメモリーカードを含む撮影時重量では約38g増加しています。
つまり、FP2は初代fpより大幅に軽くなったカメラではありません。薄型化と性能向上を実現しながら、重量増加を比較的小さく抑えているモデルと考える方が正確でしょう。
Sigma fpとSigma FP2を比較すると何が変わった?

FP2は初代fpの後継として、さまざまな機能が進化しています。
特にAF性能や動画性能、連写性能、操作性は大きく変わっています。
Sigma fpとFP2のスペック比較
| 比較項目 | Sigma fp | Sigma FP2 |
|---|---|---|
| 発売年 | 2019年 | 2026年 |
| センサー | 裏面照射型CMOS | 部分積層型CMOS |
| 有効画素数 | 約2460万画素 | 約2450万画素 |
| AF方式 | コントラストAF | 位相差+コントラストAF |
| 鳥の被写体認識 | 非対応 | 対応 |
| 最高連写速度 | 約18コマ/秒 | 約20コマ/秒 |
| 高速連写時の最大枚数 | 12枚 | JPEG最大200枚 |
| 動画 | UHD 4K 30pまで | 最大6K 60p |
| オープンゲート6K | 非対応 | 対応 |
| 内蔵ストレージ | なし | 約70GB |
| 液晶 | 固定式 | チルト式 |
| 本体内蔵EVF | なし | なし |
| 外付けEVF | EVF-11 | EVF-21 |
| 手ブレ補正 | 電子式 | 動画電子式 |
| バッテリー | BP-51 | BP-91 |
| 静止画撮影可能枚数 | 約280枚 | 約370枚 |
| 本体重量 | 約370g | 約376g |
| 撮影時重量 | 約422g | 約460g |
※連写時の最大枚数は高速連写設定での公称値です。動画記録形式や使用メディア、各種設定によって性能に制限があります。
比較してみると、FP2は画素数が大幅に増えたカメラではないことが分かります。
初代fpの約2460万画素に対して、FP2は約2450万画素と、画素数だけならほとんど変化していません。
しかし、センサーの構造が部分積層型へ変更され、読み出し速度やAF性能、動画性能などが強化されています。
つまり今回のFP2は、単に解像度を高めるのではなく、撮影時の使いやすさや高速性能を改善する方向に進化したモデルといえるでしょう。
部分積層型CMOSセンサーを新たに採用

FP2では、有効約2450万画素の部分積層型CMOSセンサーが新たに採用されました。
初代fpは裏面照射型CMOSセンサーを搭載していましたが、FP2では高速読み出しを重視した部分積層型へ変更されています。
部分積層型センサーのメリットは、センサーからの情報を高速に読み出せることです。
一般的な電子シャッターでは、センサーの読み出しに時間がかかると、高速で動く被写体が歪んで写る「ローリングシャッター歪み」が発生する場合があります。
例えば、素早く振られたゴルフクラブや、高速で走る自動車などでは、実際の形とは異なって写ることがあります。
FP2では高速読み出し性能が向上したことで、このような歪みを初代fpより抑えられるとされています。
ただし、FP2はグローバルシャッターではありません。そのため、ローリングシャッター歪みが完全になくなるわけではない点には注意が必要です。
高画素化より高速化を選んだFP2
最近のフルサイズミラーレスカメラでは、3000万画素や6000万画素を超える機種も増えています。
その中でFP2が約2450万画素を維持したことは、一つの特徴といえるでしょう。
写真撮影では、約2450万画素でも一般的な印刷やSNS投稿などには十分な解像度を確保できます。
また、センサーの読み出し速度を高めることで、連写や動画撮影などにメリットがあります。
ただし、高画素カメラと比較すると、撮影後に大きくトリミングする場合は不利になることがあります。
FP2は最高画素数を求めるカメラではなく、画素数と高速性能のバランスを重視したカメラと考えられます。
AF性能が進化!人物・動物・鳥の認識にも対応

初代fpと比較して、FP2で特に大きく進化した部分の一つがAF性能です。
初代fpはコントラスト検出方式を採用していましたが、FP2では位相差検出方式とコントラスト検出方式を組み合わせたAFへ変更されています。
位相差AFは、被写体までのピントのズレを検出しやすく、動く被写体へのピント合わせでメリットがあります。
さらにFP2では、人物や犬、猫に加えて鳥の被写体認識にも対応しています。
例えば、旅行先で人物を撮影する場合や、動物園で動物を撮影する場合などに役立つ機能です。
また、鳥の認識に対応したことで、野鳥撮影でもAFを活用しやすくなっています。
ただし、認識機能に対応しているからといって、すべての被写体を確実に認識できるわけではありません。
特に動きの速い野鳥やスポーツでは、AFの追従性能だけでなく、使用するレンズや撮影設定も重要になります。
それでも初代fpからの進化として、AF性能の改善は非常に大きなポイントといえるでしょう。
最高約20コマ/秒の高速連写に対応
FP2では最高約20コマ/秒の高速連写に対応しています。
初代fpも最高約18コマ/秒の連写性能を備えていましたが、FP2では連写できる枚数にも大きな違いがあります。
| 比較項目 | Sigma fp | Sigma FP2 |
|---|---|---|
| 最高連写速度 | 約18コマ/秒 | 約20コマ/秒 |
| 高速連写時のJPEG最大枚数 | 12枚 | 200枚 |
| 高速連写時のRAW最大枚数 | 12枚 | 180枚 |
単純な最高連写速度だけを見ると18コマ/秒から20コマ/秒への進化なので、大きな差ではないように感じます。
しかし、初代fpでは高速連写時に記録できる枚数が少なく、長く連写し続ける用途には制約がありました。
FP2では最高約20コマ/秒でJPEG最大200枚、DNG最大180枚の連続撮影に対応しています。
そのため、人物の動きや子どもの運動会など、ある程度の時間にわたって連写したい場面では、初代fpより使いやすくなったと考えられます。
ただし、FP2も電子シャッターのみのカメラです。高速で動く被写体ではローリングシャッター歪みが残る可能性があり、動体撮影での実力は実写で確認したいところです。
6Kオープンゲート撮影に対応!動画性能も大幅に進化
FP2は写真だけでなく、動画性能も大きく強化されています。
初代fpは4K動画撮影に対応していましたが、FP2では最大6K動画に対応しました。
特に注目したいのが、6Kオープンゲート撮影です。
オープンゲートとは、動画撮影時にセンサーの広い範囲を使用して記録する方式です。
一般的な16:9の動画とは異なり、センサーの縦方向も活用できるため、撮影後の編集でさまざまなアスペクト比に切り出しやすくなります。
例えば、YouTube向けの16:9動画と、InstagramやTikTokなどで使用する9:16の縦動画を、同じ素材から制作したい場合に便利です。
最初から縦動画だけを撮影する場合とは異なり、編集段階で構図を調整できる余裕が生まれます。
Sigma FP2の主な動画機能
| 項目 | Sigma FP2 |
|---|---|
| 最大記録解像度 | 6K |
| 6Kフレームレート | 最大約60p |
| 4Kフレームレート | 最大約120p(DCクロップ時) |
| 6Kオープンゲート | 対応 |
| Apple ProRes RAW | 対応 |
| H.264・H.265 | 対応 |
| L-Log | 対応 |
| 動画電子手ブレ補正 | 対応(6Kを除く) |
※Apple ProRes RAWでの6K記録は29.97p以下などの制限があります。6K 60pとすべてのRAW記録形式を同時に利用できるわけではありません。
4K 120pのスローモーション動画も撮影できる
FP2では、DCクロップ時に4K 120p相当の動画撮影にも対応しています。
例えば、スポーツや水しぶきなどの動きをスローモーションで表現したい場合に活躍します。
ただし、4K 120pではクロップ撮影となるため、同じレンズでも通常のフルサイズ撮影より画角が狭くなります。
広角レンズでの撮影を考えている場合は、この点も確認したいところです。
また、6K動画では電子手ブレ補正が使用できないため、手持ちで歩きながら撮影する場合はジンバルなどの利用も検討したいところです。
ProRes RAWやL-Logに対応した本格的な映像制作機能
FP2は、撮影した動画を編集で仕上げることも意識したカメラです。
Apple ProRes RAWやL-Logに対応しており、撮影後に色や明るさを細かく調整する映像制作にも利用できます。
Log撮影では、明るい部分と暗い部分の階調を残しながら撮影し、編集段階で色味やコントラストを調整することができます。
FP2は、4KフルサイズのL-Log撮影において最大14.1ストップのダイナミックレンジをうたっています。
ただし、この数値は特定の撮影モードにおけるメーカー公表値であり、すべての動画設定で同じ性能になるわけではありません。
また、LogやRAW動画は編集時の自由度が高い一方で、ファイル容量やパソコンへの負荷が増える場合もあります。
気軽なVlogでは通常の動画記録でも十分な場合があるため、用途に合わせて使い分けることが重要です。
32bit float音声記録にも対応
FP2では32bit float音声記録にも対応しています。
ただし、この機能はカメラ単体ですべて利用できるわけではありません。
Sigma公式によると、別売のホットシューユニットHU-21を装着し、対応するPanasonic製のXLRマイクアダプターなどを使用する必要があります。
32bit floatは録音レベルの調整に余裕を持たせやすい方式ですが、マイクの入力段階ですでに音が歪んでいる場合は復元できません。
そのため、FP2で本格的な音声収録を行いたい場合は、対応アクセサリーの構成まで確認する必要があります。
70GBの内蔵メモリーを搭載!SDカードなしでも記録できる
FP2で便利な進化の一つが、約70GBの内蔵ストレージです。
初代fpではSDカードや外付けSSDなどを使用していましたが、FP2ではカメラ本体に約70GBのストレージを搭載しています。
そのため、対応する記録形式であれば、SDカードを装着せずに撮影データを保存できます。
例えば、外出先でSDカードを忘れてしまった場合や、メモリーカードの容量がいっぱいになってしまった場合にも役立ちます。
また、Sigmaはメモリーカードがいっぱいになった際のシームレスな記録についても案内しています。
ただし、約70GBあればすべての動画形式で長時間撮影できるというわけではありません。6KやRAW動画などはデータ容量が大きいため、撮影時間が短くなる可能性があります。
本格的な動画制作では、従来どおり高速なSDカードや外付けSSDとの使い分けが重要になるでしょう。
また、内蔵ストレージはデータのバックアップそのものではありません。撮影後はパソコンや別の記録媒体へ保存することが大切です。
チルト液晶の採用で初代fpより撮影しやすくなった
初代fpは非常にコンパクトなボディを実現していましたが、液晶モニターが固定式という特徴がありました。
そのため、ローアングルやハイアングルで撮影するときには、カメラの液晶画面が見にくくなる場合がありました。
FP2では上方向に最大90度、下方向に最大45度動かせるチルト式液晶モニターを採用しています。
例えば、地面に近い位置から花や小動物を撮影する場合や、カメラを高く持ち上げて撮影する場合に便利です。
本体のコンパクトさを維持しながら、撮影時の自由度を高めている点は大きな進化といえるでしょう。
ただし、一般的なバリアングル液晶とは異なり、画面を横方向に開いて正面へ向ける構造ではありません。
そのため、カメラの前に立って自撮りするVlog用途では、バリアングル液晶を搭載したカメラの方が使いやすい場合があります。
バッテリー性能も向上!ただし初代fpとの互換性には注意
FP2では新しいバッテリー「BP-91」が採用されています。
Sigmaは初代fpと比較して、静止画撮影のバッテリーライフが約30%向上したとしています。
| 比較項目 | Sigma fp | Sigma FP2 |
|---|---|---|
| バッテリー | BP-51 | BP-91 |
| 静止画撮影可能枚数 | 約280枚 | 約370枚 |
| 連続動画撮影可能時間 | 約70分 | 約130分 |
静止画撮影枚数は約280枚から約370枚へ増えており、初代より長時間の撮影に対応しやすくなっています。
動画撮影可能時間も公称値では約70分から約130分へ伸びています。
ただし、実際の撮影可能時間は動画の記録形式や周囲の温度、設定などによって異なります。
また、初代fpとFP2では使用するバッテリーの型番が異なるため、初代fpで使用していたBP-51をそのままFP2で使えると考えない方がよいでしょう。
すでにfpを所有している人は、本体の買い替えだけでなく予備バッテリーや充電器などの費用も確認しておきたいところです。
別売アクセサリーでカメラを自由に拡張できる
FP2は、必要な機能をアクセサリーとして追加できる設計を受け継いでいます。
例えば、カメラ本体には電子ビューファインダーが内蔵されていませんが、別売のEVF-21を装着することでファインダー撮影が可能になります。
EVF-21は約576万ドットの有機ELパネルを採用し、上方向に最大90度動かせるチルト機構も備えています。
また、ホットシューユニットHU-21やLCDビューファインダーLVF-21など、撮影スタイルに合わせてアクセサリーを追加できます。
| アクセサリー | 主な用途 |
|---|---|
| EVF-21 | 電子ビューファインダー撮影 |
| HU-21 | 外部フラッシュ・対応音声アクセサリー |
| LVF-21 | 液晶モニターを拡大して確認 |
| BPL-21 | 撮影用アクセサリーの取り付け |
| BP-91 | 予備バッテリー |
必要な機能だけを追加できることはFPシリーズの魅力ですが、アクセサリーを増やすほど本体のサイズや重量、費用も増えていきます。
また、初代fp用アクセサリーとFP2用アクセサリーは型番が異なるものがあります。すでに初代fp用のビューファインダーなどを所有している人は、購入前に対応状況を確認する必要があります。
Sigma FP2の注意点|小型化の代わりに割り切った部分もある
FP2は初代fpから多くの機能が進化しましたが、一般的なフルサイズミラーレスカメラと比較すると、気になる部分もあります。
特に注意したいのが、手ブレ補正、電子シャッター、ファインダー、フラッシュ撮影などです。
ボディ内の光学式手ブレ補正は搭載していない
FP2は、センサーを動かして手ブレを補正する一般的なボディ内手ブレ補正機構を搭載していません。
動画では電子式手ブレ補正を利用できますが、6K動画では使用できません。
例えば、夜間にシャッタースピードを遅くして手持ち撮影する場合や、歩きながら動画撮影する場合には注意が必要です。
手ブレ補正を重視する人は、レンズ側の光学式補正や三脚、ジンバルなどを組み合わせる必要があります。
メカシャッターを搭載していない
FP2は電子シャッター専用のカメラです。
そのため、動く被写体や人工照明の環境によっては、ローリングシャッター歪みやフリッカーの影響を受ける可能性があります。
部分積層型センサーによって読み出し速度は向上していますが、電子シャッター特有の問題が完全になくなったわけではありません。
また、フラッシュ同調速度は通常時で1/50秒以下となっているため、ストロボを多用する撮影では制約があります。
ファインダーが標準搭載されていない
FP2は電子ビューファインダーを内蔵していません。
そのため、晴天の屋外で写真を撮影する場合などは、液晶画面が見えにくいことがあります。
別売のEVF-21を使用すれば対応できますが、費用やサイズ、重量が増えることになります。
世界最小でもレンズを装着すると大きくなる
FP2のコンパクトさは魅力ですが、フルサイズの交換レンズを装着することを忘れてはいけません。
例えば、小型の単焦点レンズなら携帯性を活かせますが、大口径ズームレンズや望遠レンズを装着するとシステム全体は大きくなります。
そのため、旅行や日常でコンパクトに使用したい人は、本体だけでなくレンズ選びも重要になります。
Sigma FP2はどのような人に向いている?
FP2はフルサイズカメラとして非常にコンパクトですが、単純な初心者向けモデルというわけではありません。
むしろ、自分の撮影スタイルに合わせて機材を組み合わせたい人や、写真と動画の両方にこだわりたい人に向いたカメラと考えられます。
| 撮影用途 | FP2との相性 | 理由 |
|---|---|---|
| 旅行・街歩き | 非常に良い | 小型ボディを活かせる |
| 日常スナップ | 非常に良い | 単焦点レンズと相性がよい |
| ポートレート | 良い | フルサイズセンサーと進化したAF |
| 商品撮影 | 良い | コンパクトで自由に機材を構成できる |
| 本格的な映像制作 | 非常に良い | 6K・ProRes RAW・L-Log対応 |
| Vlog | 良い | 小型だが自撮りモニターに制約 |
| 野鳥・スポーツ | 条件次第 | AFは進化したが電子シャッターに注意 |
| 夜間の手持ち撮影 | 条件次第 | ボディ内光学式手ブレ補正がない |
| ストロボ撮影 | 注意が必要 | フラッシュ同調速度に制約 |
例えば、旅行先で風景や街並みを撮影しながら、ときどき動画も撮影するような人には魅力的なカメラです。
また、本格的な動画制作では必要なアクセサリーを追加し、撮影システムを自由に組み上げられることがメリットになります。
一方、ファインダーや強力なボディ内手ブレ補正を最初から搭載したカメラが欲しい人にとっては、ほかのフルサイズミラーレスカメラの方が使いやすい場合があります。
初代Sigma fpから買い替える価値はある?
すでに初代Sigma fpを持っている人にとって、FP2への買い替えは気になるところでしょう。
FP2は画素数が大きく増えたわけではありませんが、AF性能や連写性能、動画機能などは明確に強化されています。
特に、初代fpでAF性能や固定式液晶に不満を感じていた人にとっては、買い替えを検討する理由になります。
また、6K動画やオープンゲート撮影、70GBの内蔵ストレージなどは、初代fpにはない魅力です。
一方、写真は風景やスナップが中心で、MF撮影を多用する人であれば、初代fpでも十分に楽しめる可能性があります。
買い替えを検討したい人
| 重視すること | FP2への買い替え |
|---|---|
| AF性能を向上させたい | 検討する価値が高い |
| 動く人物や動物を撮影したい | 検討する価値が高い |
| 6K動画を撮影したい | 買い替える理由になる |
| チルト液晶が欲しい | 明確なメリット |
| バッテリー持ちを改善したい | メリットあり |
| 画素数を大幅に増やしたい | 大きな進化はない |
| とにかく軽量化したい | 初代より重量は増える |
| MFで風景やスナップが中心 | 初代fpでも十分な可能性 |
特に重要なのは、画素数ではなく撮影体験がどれだけ変わるかという点です。
初代fpのコンパクトなデザインを気に入っていながら、AFや動画機能、液晶モニターなどに物足りなさを感じていた人にとって、FP2は魅力的な進化になっていると思います。
ただし、AFの実際の追従性能や高感度画質、動画撮影時の発熱などは、実機での検証も重要です。
発売前の段階では、公式スペックだけで初代からの画質差や実際の使いやすさを断定することはできません。
Sigma FP2の価格と発売日は?
Sigma FP2は2026年11月11日に発売予定です。
Sigma公式オンラインショップでは、2026年10月29日10時から予約受付が開始されます。
メーカー希望小売価格はオープンプライスですが、国内直販価格はボディ単体346,500円(税込)と報じられています。
また、レンズや電子ビューファインダーとのセットも用意されています。
| 製品構成 | 国内直販価格(税込) |
|---|---|
| Sigma FP2 ボディ | 346,500円 |
| FP2+50mm F2 DG|Contemporary | 451,000円 |
| FP2+EVF-21 | 434,500円 |
※発表時点の直販価格です。販売店や購入時期によって価格は異なる場合があります。
ここで気になるのが、ボディ単体で約35万円という価格です。
FP2はコンパクトなボディながら高性能なセンサーや本格的な動画機能を搭載しているため、単純に安価な小型フルサイズカメラという位置付けではありません。
また、電子ビューファインダーや追加アクセサリーを組み合わせる場合は、さらに費用が必要になります。
購入を検討する際は、カメラ本体だけでなく、レンズやアクセサリーを含めた予算を考えることが重要です。
まとめ|Sigma FP2は小型フルサイズの魅力を残しながら大きく進化した
Sigma FP2は、2026年11月11日に発売される新しいフルサイズミラーレスカメラです。
初代fpのコンパクトなデザインと自由な拡張性を受け継ぎながら、部分積層型CMOSセンサー、位相差AF、最高約20コマ/秒の高速連写、6Kオープンゲート動画、70GBの内蔵メモリーなど、多くの機能が強化されています。
特にAF性能や動画機能、チルト液晶の採用は、初代fpを使っていた人にとっても魅力的な変更点になっていると思います。
一方、FP2はボディ内の光学式手ブレ補正やメカシャッター、内蔵ファインダーを搭載していません。
そのため、一般的なフルサイズミラーレスカメラと比較すると、撮影スタイルによっては使いにくい部分もあります。
また、世界最小というコンパクトさを実現しながらも、初代fpより重量が軽くなったわけではない点も押さえておきたいところです。
個人的に今回のFP2で注目したいのは、単に小型軽量なフルサイズカメラを作るのではなく、初代fpの独特なコンセプトを維持しながら、撮影時の実用性を高めてきたことです。
初代fpは、非常にコンパクトで自由度が高い一方、AF性能や操作性などに独特の割り切りがあるカメラでした。
FP2では、そうした特徴を残しながら現代的なAF性能や動画機能を取り入れ、写真と映像制作の両方で使いやすい方向へ進化しています。
ただし、一般的なカメラのように、ボディ単体ですべての機能が完結する設計ではありません。必要な機能をアクセサリーとして追加することも含めて、FP2の魅力と考える必要があります。
旅行や日常のスナップをコンパクトに楽しみたい人だけでなく、自分の撮影スタイルに合わせて機材を組み上げたい人、本格的な動画制作を行いたい人にとっても気になるカメラになりそうです。
Sigma FP2は2026年10月29日10時から予約受付を開始し、11月11日に発売予定です。
本記事の仕様・発売情報は、2026年10月23日のSigma公式発表および公式製品情報を基にしています。発売前の製品のため、仕様や価格、販売状況などは変更される可能性があります。
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